(11)イギリスのブロック経済

Posted on | 2016年7月14日木曜日 | No Comments

◯1920年代の保護主義化

→貿易赤字を背景に、保護主義の圧力に抵抗できなくなっていた!

◯1932年の関税法
→伝統的自由貿易主義の放棄

◯ポンドの金本位制離脱
<スターリング・ブロックの形成>
❶ポンドを域内取引の共通通貨とする
❷域内諸国の通貨はポンドとの固定相場を維持
❸ポンドは国内では不換だが、国外ではロンドン市場において金と交換可能
<ポンドの切り下げ>

◯オタワ会議(オタワ協定)
→イギリスのブロックはこの会議によって明確化。世界最初のブロックが形成。イギリスの自由貿易政策は完全に放棄。
→目的:自国産業の保護主義、輸出地域の確保
→帝国内に対しては、互恵主義に基づく帝国特恵関税を採用
→帝国外に対しては、差別待遇主義に基づく高率保護関税

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