東アジアの資本主義の問題

Posted on | 2016年7月22日金曜日 | No Comments

小経営(家族経営)がかつて担ってきた役割(出産、育児、教育、介護など)が解体され、市場化し、費用として高くなってしまった。

→資本主義化、大経営化(賃労働化)する過程の中で。
→ex.昔はおじいさんおばあさんが子供を見ていたが、今は保育園へ(高コスト)
→そしてそれが、少子高齢化につながっている(家族の再生産ができなくなってきている)
→東アジアは農業社会が強かった分、それが一気に崩壊したため。
→それに対しヨーロッパは、200年かけてこれらの対策を進めてきた。

東アジアの資本主義発展の特徴

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◯小経営農業、自営業の強さ

→資本主義成立の基盤(問屋制、出稼ぎなど)
→❶労働力(女工、問屋制家内工業)、❷資金(地租:農民から徴収=財政基盤の強さ)、❸市場(国内市場の拡大⇔欧米は非資本主義を世界に求めた:世界システム論)

◯農村社会を組み込んだ資本主義化、工業の発展と農業の併存
→そして、その労働力を一気に工業分野につぎ込んだのが高度経済成長

資本主義の4つの発展プロセス

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❶狩猟採取社会(家族と社会の併存)

→ゴリラとチンパンジー
❷農業(1万年前)
→自然が作る再生産の制限を打ち破る(ストックの可能性)
→小経営(家族労働)、社会的分業
→家族の維持・再生産
❸農業の発展(休閑式:ヨーロッパ、中耕式:アジア)
→植物の育成、自然の応用
❹産業革命(18c)
→資本主義が動き出す
→大経営(賃労働)、工業・技術の応用、機械・化石燃料の応用
→利潤拡大を目指す経済運動

アジア間貿易論とその批判

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◯アジア間貿易論

アジアは高い貿易成長率を基礎として、貿易依存型の工業発展をした。
→アジア域内の貿易の成長率が高い

◯批判
・膨張していたのは日本経済のみ(日本帝国圏)
・外との関係のみで伸びてきたのではない。
→内包的な市場の持続的拡大
→小農社会・小農経営の強さ(問屋制、綿織物業の発展・拡大)
→カイコ生産(生糸)、都市の紡績工場へ女工を供給
→教育された大量の農業従事労働力(ヨーロッパとの違い)
→この労働力が一気に工業分野に流れ込むのが高度経済成長であり、東アジアの奇跡

ヨーロッパの拡大と移民(1期〜3期)

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◯第一期(〜17c前半)

・スペイン・ポルトガル主導
・貴金属の略奪

◯第二期(17c後半〜18c)
・オランダ・イギリス・フランス主導
・奴隷貿易・プランテーション(奴隷を新大陸で強制労働)
→砂糖、綿花など

◯第三期(19c〜)
・産業革命
→西ヨーロッパの農民に打撃
→農業移民の発生(温帯地域への)
→ヨーロッパ人の世界的な移動
→7割が北米へ、2割が南米へ
→新大陸(植民地)生まれの白人=クレオール社会、オフショア社会の成立
→温帯地域(新大陸)で作ったものをヨーロッパへ持ち込む

明と銀とアジアの国際貿易

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近世社会(15c〜)

明は銀が取れないが、工芸品や綿、絹、茶などを周辺諸国やヨーロッパに輸出することで、財政を銀化していった。逆に日本やヨーロッパなどは、中国の商品が欲しいが、中国に売れるようなものが何もないために銀を供給するしかなかった。これが、アジア海域の国際貿易が急増する過程で明の財政が銀化していくプロセスである。

小農社会の特徴とその成立

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◯小農社会の特徴

・家族労働が主体
・労働過程を独立的に労働
・土地を所有または占有
→東アジアにおける人口膨張の根拠

◯小農社会の成立
❶大開発-支配者主導
❷農業の集約化(人口が多ければ多いほど生産高があがる)
❸支配者が農村に不在
❹民衆の均質化
→工業化に必要な食糧を供給


Pオブライエンの主張

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ヨーロッパの膨張理由として、内的な仕組みを挙げた。つまり、間接税(金融取引から税金を徴収)の仕組みを一番上手く作ったイギリスが発展した。これは、市場経済の発達をベースとした、内的な膨張理由であるが、それに対してウォーラーステインは、間接税で得た資金を使って、どうやって他国を支配したか?(世界システム論)という外の議論を行った。

華北農法の発展(6c)

Posted on | 2016年7月21日木曜日 | No Comments

・中干法(水を落として雑草を枯らす)

・田植え(雑草のないところで苗代で稲を培養。すでにある程度育ってから植えるので雑草より強い)
→これらが江南、そして宋時代の農法へ

宋時代の農法

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・鉄塔

・一頭引きスキ
・くわ
→小農用技術(人口集約的農法)

外部インパクト論

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ポールスイジー


資本主義の発生プロセスについて、商業と市場の発展→封建制の解体

内在的発展論

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モーリスドッブ


資本主義の発生プロセスについて、小経営の発展と分解、資本家と賃労働者へ分解(内的に封建制をつぶす)

エリックウィリアムテーゼ

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イギリスの産業革命は奴隷(アフリカ→カリブ)とカリブの一次産品のおかげ!(大西洋の三角貿易)

世界システム論とその批判

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◯ウォーラーステイン

・中枢への富の吸い上げメカニズム
・西ヨーロッパにのる世界規模での分業(植民地化、三角貿易など。産業革命も分業の一環)!

◯Pオブライエンの批判
・ヨーロッパ貿易中の非欧の比率の小ささ(世界を取り込んだわけではない)
・資本蓄積が19cで10%以下

プロト工業化(東アジア)3つ

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産業革命以前の工業化


❶農家小経営(兼業、農村家内工業)
→経営内に農業と工業が混合
❷問屋制(農家に発注を行う)
→売れ筋を見極め、いい農家と関係を築く
→農家副業の組織化(たくさんの農家と取引)
❸織物業の発展(90%は農村家内工業)

プロト工業化(ヨーロッパ)3つ

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産業革命以前の工業化

フランクリン・メンデル
❶域外市場向生産
→農村・農閑期手工業
→工業の専業化(工業地域の形成)
❷人口増加・結婚年齢の低下
❸商業的農業地域の形成
→農業の専業化
→地域間分業(ヨーロッパ)
→しかし、アジアは違った形で工業化・産業化

中国の国家の特徴3つ

Posted on | 2016年7月20日水曜日 | No Comments

・合意形成はリーダーシップ型(専制国家)
→北方遊牧民からの防衛や、生産の基礎条件の整備(黄河の氾濫に対する対策など)の必要性
・巨大な国家機構(官僚)
→膨大な農民剰余、労役ら税
・法的規範能力を持つ中間団体が存在しない
→全ての決定権は国家(皇帝)に集中

ヨーロッパ(地中海)の国家の特徴

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・集団による合意形成

・共同体の成員は自由人(市民)であり、政治や軍事への参加を行う
・奴隷の存在

農業の開始とその特徴3つ

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・ストックの可能性

・穀物だけでは生きていけない→交易の必要性(社会的分業)
・小経営(家族労働)の発展

ホモサピエンスの強み

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強固な家族形態(ゴリラ)と、集団を増やすコミュニケーション能力(チンパンジー)により、家族と社会を併存させることが可能となった。