中東・地中海、華北、西北ヨーロッパ、揚子江(江南)の農業の違い

Posted on | 2016年5月16日月曜日 | No Comments

夏の雨量の違いで休閑、中耕の違いがあり、乾燥地帯と湿潤地帯がある。また、農業発展の中心地は中東・地中海から西北ヨーロッパへ、華北(中原)から揚子江(江南)へ、つまり乾燥地帯から湿潤地帯へと移行した。中東・地中海は乾燥地帯なので休閑保水で、雨水が足りないので、休閑のときに数年間土の中に雨水をためる。西北ヨーロッパは湿潤地帯なので休閑のときに雑草を引き抜く。華北は雨が多いので休閑する必要はないが、水はためないといけないので、作物のある時に保水する(中耕保水)。揚子江(江南)は、中耕除草だが、西ヨーロッパと比較して除草の頻度が全く違う。これが、中国では労働投入量が生産性を決める(労働集約的)のに対し、ヨーロッパでは土地の広さが生産性を決めるということの起因となる

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