バーナードの権威受容説

Posted on | 2016年8月16日火曜日 | No Comments

◯機能の権威

→職務に関わる上司の高度の学識・専門能力に、あるいはその豊かな経験により裏づけられた見識に心服し、この上司の下した判断と指示の確かさを信じて、部下がこれに従うというもの。

◯地位の権威
→指示が組織上の上司からの指示であるがゆえに部下が服従するというもの。

◯無関心圏
→現実では、機能の権威だけで部下が指示に従うわけではない。上司の指示・命令が理解可能で、従うことに精神的苦痛、肉体的苦痛を伴わず、従うことが個人的利害・組織の目的に反していない場合、上司のこの指示・命令は部下の無関心圏に属するという。

Mウェーバーの近代官僚制の特徴8つ

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これら8つを含む12この原則を挙げている。

❶規則による規律の原則
→職務が明確な規則に基づいて行われる
❷明確な権限の原則
→職務は、明確な権限の範囲で行われる
❸明確な階統構造の原則
→上下の指令系統が一元的に確立
❹文書主義の原則
→あらゆる決定は最終的には文書で表示、記録、保存される
❺資格任用制の原則
→職員は、一定の学歴と専門知識を持つ有資格者の中から採用
❻公私分離の原則
→組織の所要物と職員の私有物とは明確に区分される
❼官職占有排除の原則
→官職の世襲制や売官制は認められない
❽任命制の原則
→職員を選挙で選ぶのではなく、任命制にすべき

マートン

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パーソンズ

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ブラウ

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ホマンズ

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ガーフィンケル

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ゴフマン

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ブルーマー

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ミード

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◯I

→個性。社会に対する独自の反応。

◯me
→社会人として、その規範どおりに動こうとする自我の側面。

◯社会的自我の形成
→Iとmeの相互作用のせめぎあいによって確立。Iが強すぎると自己中になり過ぎるし、meが強すぎると他人の目を気にし過ぎる。

ジンメル

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◯形式社会学

→社会学の研究対象は「人と人との関わり合い」だ!(ex.愛情、敵対関係、上下関係)
→コントの総合社会学は学問としての独自性がなく、全ての学問を包括しているだけだと批判。

Mウェーバー

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◯理解社会学

→社会的行為を理解し、その「経過〜結果」を説明しようとするもの。

◯理念型
→複雑な物事を理解するために、いくつかの本質的特徴を、論理的に組み合わせて理解しようとする理論モデル

◯行為の4類型
❶目的合理的行為(ex.レポートを書くために本を読む)
❷価値合理的行為(ex.本を読むこと、それ自体に価値を感じる。芸術的、宗教的)
❸感情的行為(ex.イライラするから壁を殴る)
❹伝統的行為(ex.今までもそうしてきたので、本を読む)

◯支配の3類型
❶合法的支配
❷伝統的支配
❸カリスマ的支配

◯プロテスタンティズムと資本主義の精神
→キリスト教は、東洋こ宗教とは異なりら禁欲的(特にプロテスタンティズム)
→ルターやカルバンの思想が加わってら利潤追求が善とされた
→資本主義の発生の契機となった。

デュルケーム

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◯社会分業論

❶環節社会の機械的連帯
→人間が同質的で、それぞれが没個性的な活動しかしないことによって存在する社会諸関係
❷分業社会の有機的連帯
→差異により各成員が異なった役割を分担しながら全体社会に参加する

◯自殺論(自殺の3類型)
❶自己本位的自殺(社会の凝集性が弱いために起こる自殺)
❷集団本位的自殺(社会の凝集性が強いために起こる自殺)
❸アノミー的自殺(社会規制が弱く、無規制状態から起こる自殺)

スペンサー

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コントと同様、社会有機体説(人類社会を一つの有機的全体として捉える)の立場をとる。

→人間社会は「軍事型社会」から「産業型社会」へと進化すると考えた。
→軍事型社会:政治統制を絶対化する社会
→産業型社会:自治的な団体を民主主義的につくりあげる社会

コント

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初期総合社会学。師サンシモンの社会生理学を完成


◯社会静学
→社会の秩序の仕組みを研究

◯社会動学
→社会の進歩を解明
→三段階の法則

❶神学的段階(軍事的社会)
→神の存在によって諸現象を説明する段階

❷形而上学的段階(法律的社会)
→抽象的思惟が支配する段階

❸実証的段階(産業的社会)
→経験的事実を重視して現実社会と関わる段階

◯オンブズマン制度

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◯行政機関を外部から監視し、行政機関による権利侵害・利害侵害に対して、調査したり救済の勧告を図る公職。


◯議会型オンブズマン
→議会から任命され、行政の違法・不法行為に対して訴追権(訴える権利)をもつ。ex.スウェーデン、イギリス
→議会・行政から独立して活動する外在的統制。

◯任命型オンブズマン
→行政が任命する(内部統制)。ex.フランス、日本(地方公共団体レベルのみ)

情報公開法

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◯国に、行政文書の開示を義務づける法律。

◯対象文書:組織として共用されていた文書は決裁前でも公開対象に。単なるメモは含まれない。
◯不開示情報:個人情報、防衛・外交情報、捜査情報、審議情報、行政運営情報
◯開示請求できる人:外国人、法人も含む。行政機関が開示を拒んだ場合は、不服申し立てができる。
→その場合、情報公開個人情報保護審査会が審査し、それでも開示してもらえない場合は裁判所に訴えることができる。

情報公開制度

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市民などの請求権者から開示を求められたら、政府や地方公共団体は原則として、これを公開しなければならない。

フリードリヒ・ファイナー論争(FF論争)

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◯Hファイナー

→政治行政二元論。議会に対する制度的なアカウンタビリティー(説明できること)を重視。
→議会で謝罪することが、間接的に国民へ謝ることになる。

◯Cフリードリヒ
→政治行政融合論。国民感情や行政官の倫理に基づいた責任。機能的責任(行政官の義務感や良心、倫理などに基づく責任)と政治的責任(国民感情に対応した責任)

能率に関する学説4つ

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◯機能的能率(LHギューリック)

→最小の労力・時間・経費コストによって最大の効果を実現することを、能率を測定する最大基準とするもの。
◯バランスシート(貸借対照表)的能率(Hサイモン)
→能率を入力(投入)と出力(産出)の比とする。
◯社会的能率(Mディモック)
→行政職員のやる気、行政職員の仕事に対する満足、市民の行政サービスに対する満足度などの基準を考慮して、能率を算定しようとするもの。
◯客観的能率、二次元的能率(Dワルドー)
→単純な職務内容に適用される、技術的・数量的な判断基準。
◯規範的能率、二次元的能率(Dワルドー)
→政策決定にかかわる高度な業務に適用される、判断者の規範意識に基づく基準。

インクリメンタリズム

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漸増主義、増分主義とも。Cリンドブロムが現実的な意思決定モデルとして提唱。あらゆる選択肢の中から理想的なものを選ぶ合理的選択理論を非現実なものとして批判。前年度の予算額や成功した政策を基本とし、それに付加する形で新しい予算や政策を決定する方法。

→多元的相互調整の理論:個々の政策決定者が利己的に行動しても、公共の利益は実現可能。

POSDCORB

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組織管理者の職責を表した造語。P:プランニング(計画)、O:オーガナイジング(組織) 、S:スタッフィング(人事)、D:ディレクティング(指揮命令)、CO:コーディネイティング(調整)、R:レポーティング(報告)、B:バゲッティング(予算)

◯Kドイッチュ

Posted on | 2016年8月11日木曜日 | No Comments

情報入力に関わる構造

→情報を政策に変換する機能に関わる構造
→政策出力を遂行する構造

◯HDラスウェル

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◯政治的人間(P)という概念を提示

→P=p}d}r、という式を表現
→p:私的動機、d:私的動機の公的目標への転移、r:dの転移を正当化、}:変換

◯ラスウェルの政治的人換の分類
・扇動家:芝居っ気的性格、感情が激しい。
・行政家:強迫的性格、形式・細部にこだわる。
・理論家:冷徹、観念や思想を操作できる。

◯GAアーモンド

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イーストンのモデルを応用して、途上国、先進国を比較


◯未分化型(ex.途上国)
→入力・出力ともに関心なし
◯臣民型(ex.戦前の日・独)
→出力のみ関心あり
◯参加型(ex.英米)
→入力・出力ともに関心あり

◯Dイーストン

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◯政治学の主題は、社会に対する資源の権威的配分だ。

→政治システム論へ

◯イーストンの循環サイクルのモデル
インプット(要求・支持)→政治システム→アウトプット(政策・決定)→フィードバック

◯Pバラック、Mバラッツ

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権力者にとって危険な「争点」は、争点として表に出ないように権力者によって巧妙に隠されているのでは?

→非決定の理論へ

◯Rダール

Posted on | 2016年8月8日月曜日 | No Comments

・多元的権力論

・民主主義は、❶民衆の政治参加度合いと、❷政治競争度合い(国に異議申し立てできる度合い)の2軸が高ければ高いほど良い。
→そして、2軸両方が高い理想状態をポリアーキーと呼んだ。
→ちなみに2軸両方低い状態を閉鎖的抑圧体制と呼ぶ!

◯JSミル

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・多数派の支配から個性ある少数派を守ろう

→ベンサムは少数派が支配していると考えていた。
・プロレタリアートはバカだから政治に関わるべきではない。
・社会は個人の3つの自由を尊重すべき
❶内面的自由(良心の自由、思想と感情の自由など)
❷嗜好の自由、目的追求の自由
❸団結の自由

Jベンサム

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・最大多数の最大幸福

・功利主義、快楽は善、苦痛は悪。
・国家は基本的にいらんけど、個人を犯罪から守ること役割(必要悪)

◯Aトクヴィル

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・民主化が進んでいるのに「個人主義」にも「多数者の専制」にも陥らないアメリカをリスペクト。

→個人主義:政治や社会問題に無関心で、公共心や愛国心がない。
→多数者の専制:権力の集中

・アメリカで公共心や自由主義が守られていた理由!
❶地方自治制度の充実
❷中間団体としての「結社」の活動
❸キリスト教が機能
❹上院、法曹階級の存在

◯Eバーク

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・保守主義の祖

・長い間続いてきたってことはそれなりに良いものであるはず
→伝統、慣習、宗教、世襲などの重要性を説く。
→英国の憲法体制こと国家の理念!

モンテスキュー

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・三権分立(立法権、行政権、司法権)

・「法の支配」の理念によって政治的な自由を獲得

◯JJルソー

Posted on | 2016年8月7日日曜日 | No Comments

・自然状態は理想だったけど、文明化に従い人間は堕落。

→そこから脱出するために、社会契約によって新しい政治社会をつくるべき。
・共通の利益を求める意思を一般意志と呼び、これに従うべき。
→個人の利益(特殊意思)、個人の利益の総和(全体意思)
・国家の主権者は国家を構成する人民そのものである(人民主権論)

◯Jロック

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・自然状態は平和

・人間の自由を守るために、契約によって共通の政治社会をつくるべき。
・でも、政治社会に対しては抵抗でき(抵抗権)、また所有権・財産権は不可侵であるべき

◯Tホッブズ

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・人間の本性は悪。

・自然状態は「人間はお互いに敵対し合う万人の万人に対する闘争」
→人間は相互に契約を結び、政治社会(国家)をつくり、生まれながらの権利(自然権)を、その代表にゆだね、絶対的に従うべき。

社会契約説

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17C以前、社会は神が創った、という考え方が一般的。

→17c、清教徒革命が起こる(イギリスにて)
→人間は本来、自由で平等だった、という考え方が広まる。
→それに伴い、個々人は自然状態(原始状態)から脱して、相互契約によって社会を創るべき、という考え方が広まる。
→Tホッブズ、Jロック、JJルソーなど。

◯Jボダン

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主権者(国王)は地上における「神の代理人」

→王権神授説という形で広まる。「主権とは国家の絶対的かつ恒久的な権力である」

マキャベリ

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人間の本性は悪であり、力によって強制的におさえるべき。従来の倫理的な政治学を批判。近代政治学につなげる。「愛されるよりも恐れられよ」「ライオンの見せかけとキツネの知恵」

◯アリストテレス

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人間は程よい大きさのポリスで少数支配を受けるべき。「人間は生まれながらにして政治的(ポリス的)動物である」

プラトン

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この世とは別のイデアに理想の国家がある。理想国家は哲学的素養をもつ鉄人王が支配する。

各国の下院(衆議院)の選挙制度

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日本:小選挙区比例代表制並立制

イギリス:完全小選挙区制
アメリカ:小選挙区制
フランス:小選挙区二回投票制
ドイツ:小選挙区を加味した比例代表制

拘束名簿式

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比例代表制において、各政党orあらかじめ届け出た名簿順位に従って、獲得議席の数だけ当選させる。

→名簿上位には、首相経験者や有名人を置く

比例代表制

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【個人に対してではなく政党に投票する】

・民意がめっちゃ反映される
・死票が少ない
・少数意見を尊重し、多党制を保障
・連立政権が生まれやすい
・小党分立により、政権が不安定になる

中(大)選挙区制

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【一つの選挙区から複数人を選ぶ】

・日本独自
・少数政党も勝ち目がある
・有権者の選択の幅が広い
・政策論争が行われにくい
・候補者個人の後援会の維持費用が高くなる

小選挙区制

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【一つの選挙区から一人を選ぶ】

・アメリカ、イギリス
・二大政党制になりやすい
・大政党の安定政権がうまれやすい
・死票が多い
・地方の有力者に有利。地盤が形成されやすい。
・ゲリマンダリング(特定の政党に有利なように選挙区割りを行う)が行われやすい。

鉄の三角同盟

Posted on | 2016年8月6日土曜日 | No Comments

◯政治家と官僚

→官僚のやりたいようにさせる代わりに、官僚に利益誘導に協力してもらう。
◯官僚と利益団体・圧力団体
→官僚に天下り先を提供する代わりに、許認可や公共事業の振り分け、補助金などをもらう。
◯政治家と利益団体・圧力団体
→政治献金・集票などを提供する代わりに、圧力団体にとって良いようにしてもらう。

サルトーリの政党制の分類

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◯非競合的政党制

❶一党制(ナチス)
❷ヘゲモニー政党制(形式的には複数政党制でも、制度上独裁が保障されている)

◯競合的政党制
❶一党優位制(55年体制の日本)
❷二大政党制(英米)
❸穏健な多党制(ドイツ。政党そんなに多くない)
❹分極的多党制(政党多い)
❺原子化政党制(政党めっちゃ多い)

◯アメリカの二大政党

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共和党と民主党

◯英国の二大政党

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保守党と労働党

政党制3つ

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❶二党制

❷多党制
❸単独政党制

リーダーシップ4つ

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❶伝統的リーダーシップ

❷代表的リーダーシップ(内閣総理大臣)
❸投機的リーダーシップ(ナチス)
❹創造的リーダーシップ(革命家)

エリート3つ

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❶寡頭制の鉄則(Rミヘレス。どんな組織も巨大化したら一部はエリートになる)

❷パワーエリート(CWミルズ。アメリカも一部のエリートに支配されてるよねー。政治家とか軍人とか)
❸多元主義エリート(多分野ごとにそれぞれエリートっているよね。統一的なエリートなんていないよね。)

ウェーバーの支配の3類型

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❶カリスマ的支配(ナポレオン)

❷伝統的支配(天皇制)
❸合法的支配(現代の法治国家)

権威

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水戸黄門の印鑑。受け手に自発的に行動させる。

関係的権力論

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カネに価値を感じるやつに対して、カネ持ってるやつが権力がある

実体的権力論

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カネ持っているやつが権力がある