不動産証券化におけるSPCの役割

Posted on | 2016年4月28日木曜日 | No Comments

❶不動産の小口化(沢山の投資家による出資)❷借入の利益(レバレッジ効果で投資家の運用益アップ)❸倒産隔離(不動産保有企業が倒産してもSPCは倒産しない)❹二重課税の回避!

マルクス

Posted on | 2016年4月26日火曜日 | No Comments

オーエンたちを空想的社会主義として批判。資本主義の矛盾は個別具体的な対策では解消できず、社会構造全体を変えなければならないと考えた。資本主義の発展により、人間と自然の物質代謝が撹乱すると考えた。つまり、生産性の向上を求めるあまり土地を破壊(環境問題など)し、労働力を破壊(ブラック企業など)すると考え、都市と農村の対立を解消するために、社会主義革命の必要性を訴えた。都市と農村を分離せず、単一の大規模計画に従って人口を平均的に分布させ、工業を全国的に分散配置することを提案。また、都市は農村を支配、農村は都市に従属している、という関係を示した。

ハワード

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田園都市計画論を展開。政府の役人として、都市計画に従事。都市と農村の結婚を考え、都市と農村の双方の長所を融合したような田園都市論(都市から交通機関で結ばれた、準都市のようなもの)を展開。国際的な都市計画運動に影響を与え、日本でも阪急の田園都市計画や東京の田園調布などが有名!

ロバート・オーエン

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資本家として労働問題や社会問題への対策を考えた。労働者は機械であり、メンテナンスが必要という視点から、工場法(長時間労働の抑制)の制定運動や、ニュー・ハーモニー共同体建設運動を企画。社会問題や労働者の悪い性格は、住環境の改善によって消滅し得ると考え、地域社会が工場を含み、全体が総合的に機能するような理想社会を考えた。

アダム・スミス

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資本の本源的蓄積はすでに完成し、一国の資本主義の発展のためにいかなる都市農村関係が望ましいかを考えた。都市が農村を買い叩くのではなく、両者は互恵的であるべきと考え、都市は農村に対して市場や製造品を与え、農村は都市に対して生活資料や原材料(余剰生産物)を与えるべき、とした。

ジェームズ・スチュアート

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資本主義の本源的蓄積期に、都市と農村がいかに分離してきたかを論じた。farmers(商業的農業者)とfree hands(自由な勤労者)への分裂と分業。farmersは農村で定住し余剰生産物を販売。free handsは都市形成し、都市生産物を販売。

(2)封建制から資本制への移行過程4つ

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農民が力をつけ、領主の力が弱まる!

❶農民(=農奴)が余剰を確保。民富の形成。(←生産性の向上、農産物の価格革命、地代負担の軽減など)❷領主経済(荘園制)の崩壊。(←農民の土地支配の強化。土地の実質支配。)❸商品経済の浸透(農民の中にも手工業を営むものが生まれてくる)❹ヨーマン(独立自営農民)など、中産的生産者層が成立し、封建領主の支配から自立

(2)農奴

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農民のうち、移動の自由がなく(土地に縛られている)、結婚・相続の自由も制限され、賦役(労働)と貢納(生産物を納める)を負う

(2)封建地代

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賦役(領主直営地で労働する義務。労働地代)、貢納(自分の保有地から生産物を納める義務。生産物地代)、貨幣地代など。地域や時代によって異なる

(2)直接的生産者

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農奴のこと。土地やその他の生産手段と結びつき、生産する。生産物は自分たちのものとする。領主は経済外強制を用いてこれらを徴収しようとした。⇔賃労働者:一切の生産手段から切り離され、労働力を販売しなければいけない。

(2)領主権

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封建制度で、主君が家臣に与えるもの。❶人民支配(経済外強制を用いて農奴支配)❷土地支配(上級所有権を用いて生産物地代を徴収)❸領主裁判権

資本の本源的蓄積

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原始的蓄積とも。直接的生産者(=農奴)からの、生産手段・生活手段(=土地)の分離。例えばイギリスのエンクロージャー、日本の松方デフレや地租改正。封建的社会と資本主義の間に現れる

(2)二重の意味で自由な労働者

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❶人格的自由(領主からの〜)❷生活手段からの自由(自由な労働)=飢える自由(以前は土地と結びついていたので)

△金利平価式(金利裁定式)

Posted on | 2016年4月25日月曜日 | No Comments

日本の金利-アメリカの金利=(先物レート-直物レート)÷直物レート。例えば、今1ドル100円として、日本の金利が6%、アメリカの金利が1%だとすれば、1年後に日本円で運用した場合106円、アメリカドルで運用した場合1.01ドルとなる。そして、1年後に106円=1.01ドルとなるように1年後のドル円レート(先物レート)を算出するような式を簡単にしたもの(近似したもの)が上記の式となる

先物為替レート

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取引日から3営業日以降に受け渡しが行われる為替レート。

直物為替レート

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ニュースなどで伝えられる為替レートで、取引日から2営業日以内に通貨の受け渡しが行われる為替レートのこと。

○利付債

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毎期一定の利子が支払われる債権。クーポン債。⇔割引債・ゼロクーポン債。

×資産担保証券(ABS)

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アセットバックトセキュリティー。資産証券化(アセットファイナンス)によって発行される証券のこと。コーポレイトファイナンスにおける社債、株式に当たる。企業が保有する資産(債権や不動産など)を裏付けにして発行される証券で、資産から生じるキャッシュフローを原資としている。住宅ローンや不動産ローン、リース、クレジットカードなどが用いられる。SPCを作って〜の、証券化の一連の流れで作られる。相対型間接金融を用いて…。

×市場取引

Posted on | 2016年4月22日金曜日 | No Comments

不特定多数の取引者が参加する場で、競争原理によって取引条件が決まるような取引。オークションみたいなイメージ。市場型間接金融の例として投資ファンド、市場型直接金融の例として株式や社債、国債などがある。

○相対取引

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顔の見える一対一の取引。相対型間接金融の例として預金や保険、相対型直接金融の例として企業間信用などがある。

○証券会社の役割4つ

Posted on | 2016年4月21日木曜日 | No Comments

❶引受業務(アンダーライティング業務):企業が発行する有価証券を一旦全て購入すること。

❷売出業務(セリング業務):❶で引き受けた有価証券を投資家に売りさばくこと。
❸自己売買業務(ディーリング業務):自己資金で証券売買を行うこと。
❹委託売買業務(ブローキング業務):一般投資家からの売買委託を受けて取引を行うこと。

現代の金融を取り巻く環境

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❶成熟する国内マーケット(ex.少子高齢化、GDP低成長)、❷拡大する海外マーケット(ex.新興国の成長)、❸変化する規制環境(ex.国際的な規制強化)、❹進化するイノベーション(ex.ITを活用した新サービス、新しい企業の台頭)!

○情報生産機能

Posted on | 2016年4月18日月曜日 | No Comments

資産転換機能を円滑に行うために、銀行などの金融仲介機関は企業など、最終的借り手の返済能力や支払努力などに関する情報を収集・分析する機能!


△資産転換機能

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金融仲介機関(銀行など)が有する、「本源的証券を間接証券に変換して、大量の資金の調達と融通を行う」という機能です!

間接証券

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銀行など金融機関が発行する預金証書。預金などで資金調達を行う。

本源的証券

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企業や国が資金調達を行うために発行する借用証書のこと。直接証券とも呼ぶ。株式や社債や公共債など。

SPVとSPCの違い

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SPV(スペシャル・パーパス・ビークル)のうち、法人格を持つものをSPC(スペシャル・パーパス・カンパニー)と呼ぶ。

(出ない)金融自由化への外圧

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金融の自由化・国際化を求めた「日米円ドル委員会報告書」の存在→❶改正外為法により対外資本取引が原則自由になる、❷先物為替取引における実需原則の撤廃(輸出入取引に基づかない先物為替取引の解禁)、❸円転規制撤廃(銀行がドルなどの外貨を売却し、円に換えて国内で使用することを認めた)、というプロセス!

(出ない)金融自由化への内圧

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変動相場制移行・第一次石油危機→国債の大量発行→国債の転売ニーズの増加→自由金利の債券市場の誕生→預金などの規制金利市場からの資金流出→金融機関間で、資金獲得のための金融商品の開発競争が引き起こる→金利規制が実質的に崩れ始める。

J-REIT

Posted on | 2016年4月14日木曜日 | No Comments

ノンリコースファイナンスの一つの、不動産ファイナンスの一つ。SPC(特別目的会社)を作って複数の金融機関から資金を集め、集めたカネで不動産(ビル・商業施設)を購入し、そこで得られる賃料を金融機関に配当みたいな形で償還する

PFI

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ノンリコースファイナンス、プロジェクトファイナンスの一つ。プライベートファイナンスイニシアティブ。公共施設の建設、維持管理、運営などを民間の資金や経営能力を用いて行う

株式・債券の引き受け業務

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企業が株式や社債を発行する際に、まず発行した全ての有価証券を投資銀行に買い取ってもらう。これによって、企業は「発行したけど売れない」というリスクを無くして資金調達できる。また投資銀行は引き受けた有価証券を投資家に売りさばく

シニア、メザニン、エクイティ

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金融商品の区分の一つ。融資先企業が倒産した時に、どの程度お金を請求できるか?で区分している。シニアは借入や社債などで、請求権は一番大きい。メザニンは劣後債などで、請求権は二番目。エクイティは株式で、請求権は三番目だが、リターンは一番大きくなる

ノンリコースファイナンス

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「会社に対して」貸し付けを行う(リコースファイナンス)のではなく、「一つの事業に対して」貸し付けを行う。❶プロジェクトファイナンスみたいな。融資先企業は、その事業が赤字なら、お金を返済しなくても良い。プロジェクトファイナンスだけじゃなく、例えば❷LBOで買収する時に、被買収企業の資産やCFを担保に融資を行って買収資金を集めるけど、その融資の際にもノンリコースファイナンスが用いられる。あと、❸J-REITなど、不動産ファイナンスの時にもノンリコースファイナンスは用いられる

シンジケーション

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銀行が企業に貸し付けを行う際に、一つの銀行だけではリスクが大き過ぎたり、金額が大き過ぎたりする際に、複数の金融機関と協力して資金を出し合って融資を行う仕組み。また投資銀行はアレンジャーとして、仕組みを整えたり資金管理を行う

直接金融

Posted on | 2016年4月12日火曜日 | No Comments

投資家が「この企業に投資したい」と思って投資するやつ。つまり、黒字主体と赤字主体との間で証券市場を通して直接(金融仲介機関を介さずに)資金の融通が行われること。

△金融仲介機関

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銀行など。赤字主体と黒字主体との間で資金の融通を行う(間接金融)

赤字主体

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企業など。資金の借り手。

黒字主体

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家計など。資金の出し手。

エネルギー革命

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石油化学の登場。

財政投融資

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国民から有償で集めたお金(ゆうちょ・国民年金など)を使って、政府系機関に投資・融資という形で資金供給する制度

モラルハザード

Posted on | 2016年4月11日月曜日 | No Comments

契約後の情報の非対称性による問題。経済主体の行動に関する情報の非対称性。例として、外回りの営業マンが仕事をサボる(プリンシパル・エージェント問題)、自動車保険に入った人が「どうせ保険金貰えるから…」と思って運転が雑になる、など。あと、採用後の新卒者の活躍度合いとか。

逆選択

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契約前の情報の非対称性による問題。経済主体の特性に関する情報の非対称性。例として、粗悪な中古車市場、劣悪な健康状態での保険加入など。

△金融の自由化

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80年代。1.どの銀行も金利は固定だったけど、銀行間で違う金利を使ってもよくなった(キャンペーン金利など)。2.外国資本の流入。3.保険商品開発の自由化。

護送船団方式

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銀行を一行たりとも潰さないようにする、日本の金融政策。